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大貫 敏彦
放射線と産業, (106), p.16 - 22, 2005/06
地層中にはさまざまな種類の微生物が生息し、アクチノイドの挙動に影響を与える可能性がある。現在、原研で行われているアクチノイドと微生物との相互作用研究の成果について、希土類元素,アクチノイドの微生物への吸着機構の解明研究,微生物によるアクチノイドの鉱物化及び還元吸着機構,アクチノイド-有機酸錯体と微生物との相互作用、並びに陰イオン化学種の移行への影響など、その概要について紹介する。
福士 圭介*; 佐々木 美和*; 佐藤 努*; 柳瀬 信之; 天野 光; 池田 穂高*
Applied Geochemistry, 18(8), p.1267 - 1278, 2003/08
被引用回数:220 パーセンタイル:95.9(Geochemistry & Geophysics)西ノ牧廃鉱山では、鉱滓周辺の水は酸性でヒ素を多く含んでいる。しかし、下流のヒ素濃度は自然に減少する。このような自然浄化の機構を研究するために、河川水と沈殿物を採取した。試料はXRD, IR, ICP-MS及びイオンクロマトにより分析した。沈殿物については選択的抽出法による分析も行った。得られた結果を地球化学コードによる解析結果と比較検討した。パイライトとリアルガーの酸化により放出されたFe(II)は、バクテリアの酸化作用によりFe(III)となりシュベルトマナイトを生成する。シュベルトマナイトのような水酸化鉄はヒ素に対して大きい収着能を示す。この反応により下流の河川水中ヒ素濃度はバックグラウンドレベルまで下がり、沈殿物のヒ素濃度は60mg/gまで上昇する。したがって、ヒ素はシュベルトマナイトの生成により効果的に河川水から除去され自然浄化されることがわかった。
大貫 敏彦; 坂本 文徳; 香西 直文; Samadfam, M.; 酒井 卓郎; 神谷 富裕; 佐藤 隆博*; 及川 将一*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 190(1-4), p.477 - 481, 2002/09
被引用回数:7 パーセンタイル:44.35(Instruments & Instrumentation)ヒ素鉱山付近の地表水中に成長したバイオマットに含まれるAs,Fe,Si及びSを原研TIARAのマイクロPIXEで分析した。その結果、Fe及びAsがバイオマット中に濃集していることを明らかにした。地下水中のヒ素の濃度がバイオマットと接触後減少したことから、バイオマットがヒ素の地表水からの除去に重要な役割を果たしていることを明らかにした。
田村 則
JAERI-M 6669, 19 Pages, 1976/08
中性子放射化分析における属分離を目的に、ヒ素、アンチモン、セレン、水銀、スズ、ゲルマニウムの臭化物抽出法を検討した。硫酸あるいは過塩素酸が10M、臭素イオンが10Mからこれら6元素は定量的にベンゼンに抽出される。鉄、銅、クロム、亜鉛などから分離できる。本法をベリリウム、亜鉛の放射化分析に応用し、ヒ素、アンチモン、セレン、水銀の定量を行った。ベリリウム、亜鉛中に含まれるこれらの元素量は少なかったので定量下限を下げるために臭化物抽出した有機相中のこれらの元素をさらに相互分離する検討を行った。
大西 寛; 関根 敬一
分析化学便覧, p.209 - 217, 1971/00
主要鉱石鉱物・硫ヒ鉄鉱 Arsenopyrite FeAsS・鶏冠石 Realgar AsS・雄黄 Orpiment ASS・[クラーク数] 1.5ppm
坂東 昭次; 岸 肇*
分析化学, 19(1), p.17 - 22, 1970/00
中性子放射化分析によって高純度リン中の銅, ヒ素, アンチモンの定量を行なった。試料0.2gをJRR-2で20分の照射を行ない、それぞれの担体を加え硝酸により分解したのち、硫化物の沈殿をつくりリンと分離した。陰イオン交換分離法を適用し個々の分離を行ない、ガスフローカウンターおよび線波高分析器によって放射能の測定を行なった。平均化学収率は銅:86%、ヒ素:85%、アンチモン:79%であり、本法により銅:710g、ヒ素:510g、アンチモン:910gが検出可能である。
亀本 雄一郎*; 山岸 滋
日本化學雜誌, 84(10), p.823 - 826, 1963/00
鉛中の微量のナトリウム、アンチモン、ヒ素、および銅を中性子放射化分析法により定量した。約1gの試料を各標準試料と同時にJRR-1(中性子束約310n/cm/sec)中で2時間または3日間、あるいはJRR-2(中性子束約10n/cm2/sec)中で20分間または32時間照射した。照射した試料からナトリウム、アンチモン、ヒ素、銅を放射化学的に純にとりだし、Na,Sb,As,Cuの放射能を標準のそれと比較して定量した。Naのフラクションにはしばしば他の核種の放射能が認められたので線スペクトロメトリーを並用した。本法の結果を既報の非破壊分析の結果と比較し、また本法を鉛の帯域精製に際しての不純物と挙動の研究に適用して検討した。
矢島 聖使; 亀本 雄一郎; 柴 是行; 小野田 儀弘*
日本化學雜誌, 82(3), p.343 - 347, 1961/00
被引用回数:4テルル中のセレン、銅、ヒ素、アンチモン、およびセレン中のテルル、銅、ヒ素、アンチモンを中性子放射化分析により定量する方法を検討、ほぼ満足のいく方法を得た。まず中性子シャヘイの影響をしらべ、テルル、セレンともに約2gまでは認められなかった。テルル、セレン約1gを標準試料とともにJRR-1中で2時間または3日間中性子照射をおこなった。照射したのち、放射化学的に純な形でセレン、テルル、銅、ヒ素、アンチモンをとり出し、線スペクトロメトリーにより定量した。テルル、セレンの試料として帯域精製法により精製したものを用い不純物の挙動を調べた。